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大妻なつみのブログ

リック・オウエンス2021年春夏メンズコレクション拡張するフォルム脅威に備える反抗として

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リック・オウエンス2021年春夏メンズコレクション拡張するフォルム脅威に備える反抗として

(Rick Owens)は、2021年春夏メンズコレクションを発表した。ダンテ『神曲』に登場する川「フレゲトン」がテーマリック・オウエンス 2021年春夏メンズコレクション - 拡張するフォルム、脅威に備える反抗として|写真6リック・オウエンスが今回のテーマに選んだ「フレゲトン(PHLEGETHON)」は、ダンテの『神曲』からの引用で、地獄の中心に向かう途中に出てくる川の1つを指し示す。恐怖や不安定さの最中へと向かっていく際の備え、もしくはある種の“反抗”の手段であるかのようなパワフルなシルエット、そして凛とした佇まいのルックが揃う。反抗の象徴、拡張するフォルムリック・オウエンス 2021年春夏メンズコレクション - 拡張するフォルム、脅威に備える反抗として|写真1前回のでも散見された、力強いボリュームのショルダーはまさに“反抗”の象徴として用いられたディテール。肩の張り出したテーラードジャケットのショルダー部分には直線的な1本の白いステッチがあしらわれている。秩序や理性を示唆しているという静かな“直線”は異質性を浮き彫りにし、極端なフォルムのショルダーラインをより一層際立たせる。リック・オウエンス 2021年春夏メンズコレクション - 拡張するフォルム、脅威に備える反抗として|写真8袖を取り払ったジャケットやソリッドな厚底のコンバットブーツもまた、恐怖に直面した時の威嚇的な表現を連想させる。また、極端に股上の深いハイウエストパンツや、ショートパンツの裾を捲し上げるようなサイハイブーツなども身体のラインを拡張・変容させ、緊張感のある佇まいを演出する。有彩色/無彩色の対比リック・オウエンス 2021年春夏メンズコレクション - 拡張するフォルム、脅威に備える反抗として|写真21モノクロのルックが続いた前半とは対照的に、後半はブラウンやピンク、ブリックレッドなど温かみのある色彩が登場。網目の大きなニットはブラウン、ピンク、ホワイトの3色を重ね、グラディエーターサンダルやハーフパンツと組み合わせることでプリミティブな雰囲気を演出する。また、イエローを基調としたチェックシャツや、淡いグラデーションカラーのジャケット、パンツなど柔らかな有彩色のピースによって、無彩色との対比を強調している。レザールイヴィトン靴コピーキルティングパッチを配したジャケットリック・オウエンス 2021年春夏メンズコレクション - 拡張するフォルム、脅威に備える反抗として|写真19コンパクトな丈のテーラードジャブルガリスーパーコピーケットや、ダブルフェイスのレザージャケットにあしらわれたキルティングパッチのディテールは、アメリカのデザイナー、ラリー・レガスピから着想。モッタアルフレッド社の「ペルガメーナ(羊皮紙) レザー」を直線的にカットしてあしらうことで、大胆なコントラストを見せる。リサイクルプラスチックのスパンコールジャケットもリック・オウエンス 2021年春夏メンズコレクション - 拡張するフォルム、脅威に備える反抗として|写真12光を放つきらびやかなスパンコールジャケットには、リサイクルプラスチックから作られたカスタムメイドのスパンコールを使用。この他にも、リサイクルプラスチックを用いたレインコート、シューズなど、再生素材を用いたウェアも登場した。
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